建坪10坪以下の住宅のことを狭小住宅と言います。具体的な大きさとしてはワンフロア20畳程度の大きさで、このような広さですので快適に暮らすためには間取りを工夫することが必須となります。狭小住宅を検討する場合には3階建てが無難だと言われています。1階に個室と浴室・洗面所・トイレを設置し、リビングダイニングを2階に設け、3階に個室2部屋などの間取りにすることで、狭小住宅でも収納スペースをしっかり確保できます。
重要なのが無駄のない動線と部屋の配置をするということで、トイレを1階だけではなく2階にも設けておけば、感染症になった時などでもしっかり対処できます。間取りで注意したいのが、仕切りを多用しないという点です。壁があると狭さが強調されてしまうため、家全体を一つの空間と考えてプランニングしていきます。どうしても仕切りが欲しいという時には、家具を使うと壁で仕切るよりも開放感があるため狭さを感じにくくすることが可能です。
狭小住宅で問題になるのが収納スペースですので、最適化できるように作る際に造作家具を取り付けてもらうというのも良いとされています。既製品では収納しにくい部分でも、造作家具であれば収納量を増やせます。階段下などのデッドスペースも有効活用します。階段下にトイレを設けたり、収納スペースを設置するなどの工夫をすることで快適な空間へとつながります。
理想の住宅を作るためには、採光・防音などにも気をつけて間取りを考えることが大切です。
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