家の向きや動線を考慮して注文住宅の間取りを決める

家の向きを考慮して注文住宅の間取りを決める場合、日当たりや時間ごとの変化までチェックしながら最適な向きになるように調整します。決まった時間帯しかチェックしていないと、それ以外の時間帯は使い勝手が悪くなりますし、想像していたような使い方ができなくなる恐れもあります。例えば、作業部屋にするために明るすぎるスペースでは問題があると考えて適度な採光の部屋を作ったつもりでも、季節や時間帯で日差しの入り方には違いがありますので、様々なタイミングを考えないと失敗する可能性大です。動線を考えた場合の間取りでは、朝起きてから夜寝るまでの動作をシミュレーションして決めるのが手っ取り早い方法です。

スムーズに動けるような間取りにしないと、日々の生活で細かなストレスが溜まります。自由に設計できる注文住宅なら快適な家づくりができるはずですが、想像力を働かせないとかえって使い勝手が悪くなりますので、よく考えて向きや配置を調整する必要があります。よくあるのが、キッチンは広ければ広いほど作業スペースが大きくなって使い勝手が良くなるだろうという勘違いですが、広さよりも向きや動線を考えた方が快適度はアップしますので、日ごろの動きを考慮すべきです。家の向きによって階段の配置も決まります。

注文住宅を作る時に設計に関して相談することができ、階段の位置に関してはいくつかの候補が提示されるはずです。いずれの選択肢も生活に支障はありませんが、その中で生活スタイルにもっとも合うと感じる位置にすることで無駄な動きをしなくて済みます。